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AIで作った画像・文章を販売する前に知る著作権と規約の注意

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AIで作った画像・文章を販売する前に知る著作権と規約の注意

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AIで作った画像や文章を販売するとき、著作権と規約で何を確認するか。文化庁の考え方と、メルカリ・KDP・ココナラなど販売先の公式ルールで確認できた範囲を、法的な断定をせずに、分かりやすく整理しました。

この記事の続き(会員向け)で読めること

  • 販売前に使える15項目のチェックシート
  • 規約確認メモのテンプレート
  • 商品説明に入れるAI利用の書き方の例
  • ケース別の考え方の表
  • 相談先の一覧
  • よくある質問

「AIで作った画像や文章を売りたい。でも、著作権は大丈夫なのか。商用利用してよいのか」。そんな不安がある人に向けて書きます。

先に結論です。確認できた範囲では、押さえる点は3つです。1つ目は、AI生成物が著作物になるかは個別に判断されること。2つ目は、既存の作品に似ていると侵害になりうること。3つ目は、使うAIと売る場所ごとに規約が違うことです。

この記事は法的な助言ではありません。個別の判断は、弁護士や弁理士に相談してください。

書いているBlue Chanceの運営者は、40歳の個人です。メルカリで約400件販売してきました(本人談)。サイトも自分で作って運営していて、制作にはAIツールを使っています。このサイトは会員制で、有料部分があります。内容は2026年10月19日時点です。

AI生成物に著作権はある?文化庁の考え方

結論は、「あるとも、ないとも一律には言えず、個別に判断される」です。

文化庁の文化審議会がまとめた「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日)によると、著作物は「思想又は感情を創作的に表現したもの」です。AIは法的な人格を持たないので、著作者にはなれません。AIを使って著作物を創作した人が著作者になる、という整理です。

人が創作したと言えるかは、次の要素を総合的に考えるとされています。

  • 指示(プロンプト)の分量や内容:創作的表現を具体的に示す詳しい指示は、創作的寄与があると評価される可能性を高める。長くても、アイデアにとどまる指示は影響しない
  • 試行の回数:回数が多いこと自体は影響しない。ただし、結果を見て指示を直しながら繰り返す場合は、著作物性が認められることも考えられる
  • 複数の生成物からの選択:単に選ぶだけでは、影響しない
  • 人の加筆・修正:創作的表現といえる加筆や修正をした部分には、通常、著作物性が認められる

ボタンを押して出た画像をそのまま売る場合と、自分で大きく手を入れた場合では、扱いが変わりえます。ただし、この文書自体に法的な拘束力はなく、判例の蓄積も途中だと書かれています。

もう1点、見落としやすい注意があります。文書は、著作物に当たらないものを「著作物である」と称して取引に出すと、契約上の責任や、詐欺として責任を問われる可能性があると指摘しています。販売ページに権利を言い切る書き方は、慎重にしてください。

AI生成物の販売が著作権侵害になる場合(類似性と依拠性)

結論は、既存の作品に似ていて(類似性)、かつそれを元にしたといえる(依拠性)場合に、侵害になりうる、です。

文化庁の文書は、AIを使った場合も、人が作った場合と同じ要件で考えるとしています。次の整理が示されています。

場面文書の整理
既存の作品を知っていて、その創作的表現をもつものを生成させた依拠性が認められ、利用者の侵害が成立すると考えられる。既存の画像を入力して変換する場合や、作品名などの固有名詞を入力する場合が例に挙がる
既存の作品を知らなかったが、そのAIが学習していて、似たものが出た通常、依拠性があったと推認され、侵害になりうる
知らず、学習もしていない偶然の一致にすぎず、侵害は成立しないと考えられる

責任は、原則として生成・利用した人にあります。侵害が認められると、差止請求や損害賠償請求などが考えられます。損害賠償には故意または過失が、刑事罰には故意が必要とされています。

生成の段階で問題がなくても、販売やネット公開といった利用の段階で侵害になる場合がある点にも注意が必要です。

実務では、指示に作品名や作家名を入れないこと、できあがったものが既存の作品に似ていないか確認することが基本です。

AI 生成 画像 商用利用:AIサービスの規約で確認する点

結論は、「規約で権利を渡すと書いてあること」と「著作物として保護されること」は別の話、です。

サービス確認できた内容確認の状況
Anthropic(Claude)利用規約(Free、Pro、Max向け)で、出力に対する自社の権利があれば利用者に譲渡する。規約の遵守が前提。出力の正確さは自分で確認する原文を読んで確認
OpenAI(ChatGPT)利用規約で、入力は利用者が持ち、出力は利用者が所有するとされる。他の利用者にも似た出力が出る場合があり、その分には及ばない検索結果に表示された公式規約の要旨。原文は取得できず
Midjourney有料会員は作成物を所有できるが、年間売上が一定額を超える企業は上位プランが必要、という要旨第三者の解説のみ。公式は取得できず

規約が定めるのは事業者と利用者の関係で、著作権法上の著作物かどうかは別に判断されます。「商用利用OK」と書かれていても、他人の著作権を侵害しないことまでは保証されません。

規約は更新されます。使う日に公式ページで確認し、確認日を記録してください。

販売プラットフォームの規約(公式で確認できた範囲)

結論は、販売先によってAI生成物の扱いは大きく違う、です。

販売先確認できたルール
メルカリ出品禁止物に、知的財産権を侵害するもの、情報商材、論文などの代筆が挙がる。デジタルコンテンツも運営方針で取り扱わない。2026年3月25日には、生成AI画像で購入者を誤解させないよう実物写真を求める注意喚起(報道で確認。お知らせ本文は未取得)
Amazon KDPAIが作ったテキスト・画像・翻訳は出版時に申告が必要。大きく編集しても対象。自分で作ったものをAIで推敲しただけなら不要。ガイドラインに合うかの確認は利用者の責任
ココナラ2023年12月のお知らせで、一部カテゴリでAI生成イラストそのものを納品物とするサービスの出品を禁止。判定システムで取り下げや修正を求め、改善がなければアカウント停止もある。現在のルールはヘルプで確認
Adobe Stock生成AIで作ったコンテンツは「生成AIで作成」のチェックが必要。作家名や実在の人物、著作物などをプロンプト・タイトル・キーワードに使えない(検索結果上の公式ヘルプの要旨。原文は未取得)
BOOTHAI生成作品への対応を強化したと報じられている。ガイドラインの本文は未確認のため、公式で確認が必要

AI 文章の著作権:文章を売るときの注意

結論は、文章でも、考え方は画像と同じです。

文化庁の整理は、画像に限りません。指示がアイデアにとどまれば著作物性は認められにくく、既存の文章に似ていて元にしたといえれば、侵害の問題になりえます。

加えて、Googleは、生成AIは事実を確かめずに文章を予測するので誤りが入ることがあると説明しています。売る文章の誤りは、自分の責任になります。KDPはAI生成テキストの申告を求め、メルカリは情報商材や代筆を出品禁止物に挙げています。

販売前の確認手順

  1. 使うAIサービスの規約を読み、商用利用と出力の扱いを確認する(確認日を記録)
  2. 指示に、作品名・作家名・キャラクター名・ブランド名を入れていないか見直す
  3. できあがったものが、既存の作品に似ていないか調べる(画像検索など)
  4. 自分で加筆・修正した部分と、制作の過程を記録する
  5. 販売先の規約と、AI生成の申告の要否を確認する
  6. 商品説明に、AIを使ったことを事実のとおり書く(販売先の指示に従う)
  7. 不安が残るときは、販売前に専門家へ相談する

よくある失敗

  • 「商用利用OK」の一言で、すべて安全だと思う
  • 有名なキャラクターや作家の名前を、指示に入れる
  • AI生成を隠して出品し、規約に反する
  • 権利を言い切る文章を、販売ページに書く

文章の副業の入口はChatGPTで副業はできる?初心者が最初にやることと現実、制作ツールについてはClaude Codeで副業はできる?できることと難しい現実でまとめています。成果が出ない理由はAI副業で成果が出ない理由と最初の90日も参考になります。

ここから先で分かること

ここまでで、文化庁の考え方、侵害になる場合、AIサービスと販売先の規約で確認できた範囲が分かりました。

続きの会員向けパートでは、次のものをまとめています。

  • 販売前に使える15項目のチェックシート
  • 規約確認メモのテンプレート
  • 商品説明に入れるAI利用の書き方の例
  • ケース別の考え方の表と、相談先の一覧、よくある質問

ここから先は、会員向けの続きです

この続きでは、次の内容をまとめています(登録済みの方は、ログインするとそのまま読めます)。

  • 販売前に使える15項目のチェックシート
  • 規約確認メモのテンプレート
  • 商品説明に入れるAI利用の書き方の例
  • ケース別の考え方の表
  • 相談先の一覧
  • よくある質問
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出典・参考

  • 文化庁 文化審議会著作権分科会法制度小委員会「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日):https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/pdf/94024201_01.pdf(確認日 2026-10-19)
  • 文化庁「AIと著作権」ページ:https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html(確認日 2026-10-19)
  • メルカリ ヘルプ「禁止されている出品物」:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/259/(確認日 2026-10-19)
  • メルカリ ヘルプ「サービス、権利など実体のないもの」:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/868/(確認日 2026-10-19)
  • メルカリ ヘルプ「商品の状態がわかる画像を掲載しないこと」:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/920/(確認日 2026-10-19)
  • Impress Watch「メルカリ、出品時には『実物の写真を』 AI加工画像の利用に注意喚起」(2026年3月26日):https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2096546.html(確認日 2026-10-19)
  • Amazon KDP「コンテンツガイドライン(AI生成コンテンツ)」:https://kdp.amazon.com/en_US/help/topic/G200672390(確認日 2026-10-19)
  • ココナラ「ココナラ通信12月号」(2023年12月5日):https://coconala.com/news/917(確認日 2026-10-19)
  • Anthropic「Consumer Terms of Service」:https://www.anthropic.com/legal/consumer-terms(確認日 2026-10-19)
  • OpenAI「Terms of Use」(検索結果上の要旨のみ確認):https://openai.com/policies/terms-of-use/(確認日 2026-10-19)
  • Adobe Stock「Generative AI content guidelines」(検索結果上の要旨のみ確認):https://helpx.adobe.com/stock/contributor/submit-your-content/submit-generative-ai-content/generative-ai-content-guidelines.html(確認日 2026-10-19)
  • Google 検索セントラル「生成 AI コンテンツに関するガイダンス」:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/using-gen-ai-content?hl=ja(確認日 2026-10-19)
  • 国税庁 タックスアンサーNo.1906:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1906.htm(確認日 2026-10-19)

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